80歳の親が50歳の子の面倒を見る。高齢者が中高年をケアする問題です。
逆でしょ?と一見思いますが、50歳の中高年が「ひきこもり」という設定で、後期高齢者となった親にいつまでも面倒を見てもらっている状況です。
ひきこもりといっても、社会に適応できない若者と違って、社会を経験した結果社会を異世界として拒絶しているので、家庭内では元気なことが多いです。
もちろん、若い時からずっと引きこもっているパターンも往々にしております。
親がいつまでも甘やかしてきたからだという意見もありますが、一概には言えないですよね。
中学受験に失敗して引きこもりになった、学校でいじめられて引きこもりになった、といった学生時代の外的要因であれば、大学受験や就職で挽回できるチャンスもありますが、
社会に出てから大きな挫折を味わった、または小さいながらも挫折を繰り返したゆえのひきこもりは、適応障害やうつの発展形なのかもしれませんし、難しいですよね。
親も自分の終活で大変でしょうし、
親が亡くなった後のこの未来が心配です。