試験と名のつくものはどれも過去問が大事ですよね。
何十年と続いてるものはもちろん、歴史の浅い試験であっても然りです。
大学入試もセンター試験(今は共通テストですね)も分厚い赤本が山積みされていますし、
精神保健福祉士に限らず、多くの国家試験で過去問が販売されています。
英検などの検定も過去問よく見ますし、中学の定期テストや模試ですら塾では出回ります。
というわけで、これも過去問解けるアプリがありましたので早速ダウンロードしてやっております。
来月には学校でも配布されるようですが、やはり学校の先生方も「過去問は10回以上解きなさい」とおっしゃってます。
社労士でも実感しました。過去問から出てると。
一度出た問題は出ないって思いますよね?ましてや国家試験で問題の使い回しなんてありえないって。
しかし出るんですよ。
さすがに使い回しではありませんが、選択肢の中に織り交ぜてきます。国試は4〜5択の選択肢から答える問題が多いのですが、
たとえば、福沢諭吉に関する問題があったとして、その選択肢5つのうち正解を一つだけの問題を作る場合、4つは誤りの文にしなければなりません。
慶應義塾を松下村塾にしたり、学問のすすめではなく論語と算盤にしたり、東洋のルソーにしてみたり、
そんなときに、過去問で見たことある文が出てきたりするわけです。「あれ?これは福沢諭吉のことじゃなかったな」って気付けることで選択肢が一つ消えます。
こんなパターンの問題はよく出ます。
だから、過去問を解くときに注意しなければならないのは、何問正解したかではなく、
すべての問題のすべての選択肢について、正誤の根拠を説明できるようになることなのです。
去年なら60点取れて合格やったとか、あと1問足りなかった、ではなく
たまたま正解したけど、実は2択で迷ってた選択肢をもう一度検証して、疑問点をなくすことが大事です。
1周目は今の自分の現在地を知る意味もあって、時間を計測して点数も出しますが、
2周目からは時間がかかっても選択肢を吟味して最後の根拠を自分なりに書き出して、理解していないところの知識を補強していきます。
3周目で①できる問題、②絞れたけど完璧ではない問題、③理解できていない問題 に分けます。
4周目からは②と③だけをやり、②を確信持ってできるように各選択肢の最後の根拠を明示し、③も②や①に近づけていきます。
この繰り返しでさらに3周くらいかけてようやく半分くらいが①になってきます。
半分くらいになったところで、過去問の年度を1年遡って、同じように1周目を計測して点数を出します。
そして2周目、3周目とやるのですが、4周したところで、半分くらいクリアできてたりします。
なのであと2〜3周ほどして理解率7〜8割くらいを目指します。
ここで再び1番最初の過去問を計測して点数出します。8割くらいに達していれば2年遡った過去問に、8割に届いていなければ当該年度をもう一度やり直します。
こんな感じで毎日数科目の過去問に触れながら、問題と解説文を丸々頭に擦り込ませていきます。
社労士は1日8時間を2ヶ月やりましたが、それでも過去問8割程度でした。そして本番では一次突破、二次で6割取るものの足切りにあい落ちました。
敗因は始めるのが遅かったこと。
反省を踏まえて、授業と並行して過去問も進めていくことにしました。
実習やら就活やら入ってくるので、早めに始めて、コンスタントに過去問に触れて続けておく必要があります。
過去問を制するものが国試を制する