62日目 公的扶助

公的扶助は生活保護と思っていました。

基本的にはそうなんですが、その中身が思った以上に細分化され、たくさんあります。

公的扶助と呼ばれる扶助は8つ

1.生活扶助 2.医療扶助 3.出産扶助 4.生業扶助 ここまでは、公的扶助制度が始まった時からあるもので、

5.葬祭扶助 6.住宅扶助 7.教育扶助 8.介護扶助 と追加されていきました。

1.生活扶助がいわゆる生活保護で、この額も都会と地方では差がありますし、年齢によっても基本額が違います。

それに、地域別やひとり親世帯、介護者の有無などで加算がされて支給額が決定します。そのため、各家庭の状況によって支給額はバラバラなのです。

2.医療扶助は、医療費がかからないのですが、そもそも生活保護需給者は医療保険に入れません。後期高齢者でも入れません。

ですが、医療は公費で受けられます。出産もできます。一時金などは出ませんが、3.出産扶助で分娩日は賄われます。

入院した場合は、1の生活扶助から入院費が扶助されます。

4.生業扶助は、起業する時や就活のためのお金が扶助されますし、高校の授業料もこちらから出ます。

7.教育扶助は義務教育の小中学校の費用です。ただし、入学した時に必要な制服や備品などは、1生活扶助で一時金として支給されます。

6.住宅扶助は家賃補助だけでなく、修繕費なども扶助されます。

8.介護扶助は、もともと9割は介護保険で補填されるので、自己負担の1割分を扶助される仕組みです。

このように、贅沢はできませんが、生きていくのに最低限必要なものやサービスは受けられます。

働きもせず人の税金で楽しやがって、と思っていましたが、決して豊かではありませんし、働こうとしなければ止められます。

ただ、年金よりも生活保護のほうが良い暮らしができるような仕組みは是正してほしいですね。

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