日本における社会保障制度は
①社会保険、②社会福祉、③公的扶助、④公衆衛生及び医療 の4つです。
社会保険は防貧、公的扶助は救貧という考えです。社会福祉は弱者支援、公衆衛生は医療にかかる前の予防といえます。
もう少し詳しく見ていきましょう。
①社会保険
国による保険制度は5つあります。医療保険、年金保険、介護保険、労災保険、雇用保険です。
国民皆保険と言われているのは医療と年金で、医療保険はいわゆる健康保険で生まれたときから加入します。年金は国民年金で20歳以上強制加入ですね。
労災や雇用は働く人用の保険ですが、雇用保険は加入条件があるため、非正規や自営業の方などは入っていない人もいます。
保険は本来は共助システムで、そこに加入する人たちが少しずつお金を出し合って、いざという時のストックにしようという考えでできました。
労災保険や雇用保険はその色が濃くありますが、医療などはそうでもなくなってます。
お金が足りないんですよね。