心理テストって聞くと、
絵を見て何に見えるか答える系とか
行列に並んでいる時に割り込みされたら何と答えるか系とか
紙に木を描いてください系を思いつきます。
一昔前にテレビでも流行っていた気もしますが、
自分の答えによって性格や心理状態がわかるってやつですよね。
心理学の授業で、さまざまな心理テストを紹介されました。
大きく分けて、①質問紙法と②投影法と③作業法です。
①の質問紙法は、たくさんの質問に対して「はい」「いいえ」、または5段階ほどの度合いで答えるタイプのものです。YG法が有名です。
質問の答えを数値化して、性格や心理状態を表せるので、客観的にその人を見ることができる利点があります。
ただ、回答者のやる気や、答えを意図的に操作する(たとえば全部はいとか1で答えたり、結果を想定して極端な回答に振る等)ができてしまいます。
一方②の投影法は、絵を描いたり、模様が何に見えるか答えたりする心理テストで、木を描くバウムテストやしみを見て答えるロールシャッハ法などがあります。
①の欠点である意図が働きにくいですが、回答者の答えも一定せず、明確な心理状況などはわかりにくくなります。
③はひたすら計算する内田クレペリンテストが有名です。
実際のカウンセリングでは、それぞれを組み合わせて、その人の性格や特質、心理状況を見ることになります。
受ける側になる時も、今の自分の深層心理を知るために、その時の想いのままに答えたいものです