お金がない政府は公助ではなく共助をすすめてきました。
それが社会保険制度ですが、この保険も現役世代が支えられる間はよかったものの、税金や保険料をあげて、支給時期や額を抑えるなど火の車。
現在推進されているのが自助で、自己責任で投資して老後に備えてくださいよって、見方によっては奪うだけ奪って知らん顔。
とりあえず増えるかどうかもわからない投資や資産形成をして、老後やもしもの時のために備えてはいますよ。自己責任で。
でもね、やっぱり納得できない部分はあります。
健康ならば働いて、税金納めて、保険料も払ってということで、女性の社会進出や高齢者の再雇用をすすめていますね。
医療も保険にかからないように予防に力を入れて、年金は早くもらうと額を下げて、なるべく受け取りを遅らせるようにしています。
健康でそこそこ稼ぐ人が、税金も保険料も高いのに、給付や控除の対象外になって、そうでない人の保険料を肩代わりしているんです。
不公平ですね。
そうでない側から見てみてはどうでしょうか。
非課税で保険料も減額される世帯。医療機関に通ったり、介護を受けたり。子どもがいれば、その諸々もだいたい実質無料。
生活保護レベルなら医療も介護も保育も高校までの学費も住宅費もほぼ無償。
働けないほどの障害があれば障害年金がもらえ、大黒柱を失っても18歳未満の子どもがいれば障害年金がもらえる。
一時的に失業しても、精神疾患にかかってもなんとかなりそうな希望がもてます。
再起をかけるのに、やり直しを図るのに、なんでありがたい制度なんだと思えますね。
弱者を助けられる共助という仕組みは残してほしいですね。
いつ自分や家族がそうなるかわからないですからね。
生活レベルに執着しなければ、扶助を受ける側にさっさと回っておく、もしくは回れるように準備しておくことは大事です。
制度を知ること、手続きをできるようにしておくこと。自分だけでなく家族の範囲で。
そこも含めて自助努力ですよね。