ソーシャル・スキル・トレーニング
社会生活技能訓練とも訳されます。
この世界を知らなければ知らない単語でした。
病院や施設の利用者とのグループ活動で、日常生活で困る場面での対処法を考えトレーニングするものです。
職場で上司からキャパオーバーの仕事を振られた時の対応法であったり、
キャッチセールスでの上手な断り方であったり、
普段からその対応に困る場面を具体的にリアルに再現して、よりよい方法をみんなで考え、実際にロールプレイをします。
いくつかパターンを用意し、それぞれ細かく場面設定をし、セリフや表情、仕草も含めて対応法を練習します。
トレーニングには実際に使うという宿題も出ます。
次回の始めに宿題の確認も行います。
そのトレーニングをファシリテートするのがソーシャルワーカーであります。
利用者によりリアルな体験ができるよう、その時々の感情の変化などを聞き取り、他のメンバーに意見を求めたりします。
基本はプラス思考のフィードバックと、ポジティブな置き換え、全員参加を促すなど、目配り気配りが必要になります。
ただ、何より楽しんでもらえる雰囲気作りが大切なんだろうなと感じました。
学校でもグループ活動でロールプレイなどやりますが、
SSTでは、実践することが宿題に課されるので、より真剣に自分ごととしてトレーニングに取り組めます。
臨機応変に回せるファシリテーション力を磨きたいですね。