うつはストレスが原因なので現代病のようなイメージをもってましたが、
よく考えるとどの時代でも起こりえますよね。
江戸時代なんて、武士に逆らったら斬られるわ、年貢は納めなあかんわ、収穫は気候に左右されるわ、天気予報もないわ、
いつなんどき戦になるかもわからんし、人間関係だって簡単ではなかったはず。
かといって縄文時代とか弥生時代だって、食糧どうするか、外部の攻撃にどう備えるか、獣が襲ってこないか
一家の大黒柱は寝る間も惜しんでストレスと闘ってたに違いないと想像できます。
うつのような症状出す人はいたでしょうね。
それを、魔術とか呪術みたいなもので祓いのけ、未来予知や予言をしていた者もいたでしょう。
急に何かに取り憑かれたように体を震わせ、見えないものが見え、神の声を聞くような者。
今で言うと統合失調症などの精神疾患かもしれませんが、
太古の時代は神の遣いや呪術師、占い師と囃されたことでしょう。
医学が発展した現代の基準で、異常があるから病人だと判定してますが、
科学がなかった時代では崇拝の対象だったのかもしれません。
イエスやムハンマドのような預言者も、今の科学で冷静に判定されれば幻覚、幻聴、妄言、憑依妄想などと診断されるかもしれません。
生まれてくる時代が違えば、精神疾患と病人扱いされずにのびのびと生きれたのかもしれません。
時代に関係なく、誰もが自由に暮らせるようになるのも、人類の認識一つなのかもしれません。