シャンプーの横のギザギザとか、誰でも使える多機能トイレとか、
障害者が使うものではなく、障害者もそうでない人も使えるもの、それがユニバーサル(普遍的な)デザインです。
スマホの機能や駅の設備などでもユニバーサルなデザインは増えてきていますが、
本日の課題は、「誰もが不自由なく暮らせる社会にするためにできること」でした。
いわゆる、ノーマライゼーションを達成するにはということでしたので、私は
①IoTの普及と推進 ②小中学校教育 ③啓蒙活動 をあげました。
①IoTとはInternet of Things の頭文字で、モノのインターネットと訳されます。
意味はネットを介してモノがつながる。スマート家電やそのシステムですね。
帰宅前にお風呂のお湯張りができる、カメラで家の様子がわかる、テレビの録画ができる、ガス会社からガス漏れの連絡がある等です。
OKgoogleやamazon echoのようなスマートスピーカーもユニバーサルデザインですよね。
こういった製品はお年寄りや障がい者にも使いやすく、一度設定さえしてしまえば家じゅう見守ってくれます。
さらに、お店に出かけても駅などでも、IoT機器を設置しておけば安心して出かけられるようになります。
②小中学校教育
英語や数学よりも大事だと思っています。
偏見をなくすこと、偏見を作らないこと。
人権教育の一環でもかまわないので、人はみんな違うということ、違うことは悪くないこと、人は違って当たり前という考え方を
道徳のように座学で教えるだけではなく、探求活動や施設訪問などを通じて経験的に身に着けてほしいです。
自分と、育ってきた環境も持っている体躯も、見た目も国籍も宗教も様々に異なる人たちと
一緒に遊び、学び、生活し、よりよい未来を一緒に考える教育を、
義務教育の中で、科目を横断して身に着けられるよう、実践していきたいです。
世の中(もちろん教室や家族にも)には同じ人は一人もいない。それでも一緒に生きている。
困っている人がいたらみんなで助け、みんなが困らないためにみんなで支えあうことが当たり前であることを
SDGs教育が進んでいるのを見れば、障害者教育も十分可能だと思います。
③啓蒙活動
最後は社会全体が変わっていかなければ完成しません。
①でハード面を整え、②でソフト面を整える。それを生かすのが社会であり、そのために啓蒙活動が必要になります。
正しい理解が進み、施設やサービスにユニバーサルデザインが浸透すれば、おのずとノーマライゼーションは達成されると考えます。
日本は過去にも、いわゆる島国的で村社会的な、偏見や差別につながる人権問題がありました。
完璧に解消されたとは言い切れませんが、表面的には見えにくくなっています。
障害者に対しても、少しずつ理解が広がっています。
地道な教育と啓蒙活動を続けることで、だれにとっても住みよい世の中が実現されると信じています。