使える制度は使う。
食べ放題行って「元取らないと」て張り切る人の気持ちはよくわかります。私もそうです。
であれば、国や自治体の制度も元を取るつもりで活用していくべきだと思いませんか。
所得が増えないにも関わらず、毎年たくさんの税金を払っていますよね。
納めた税金は国をよくするためのものであり、私たちの暮らしを支えてくれるものでもあります。
その税金の使い道の多くは社会保障費で、国の予算の3割超です。
社会保障は我々の暮らしを助けてくれるものです。
①社会保険 ②公的扶助 ③社会福祉 ④公衆衛生及び医療 の4種類です。公民で習いましたよね?
これらに年間約120兆円、一人当たり約100万円使われています。ここには毎月天引きされている社会保険料も含まれています。
税金で払っているのは人によって違いますが、所得税と住民税で3割、その他消費税が日々積み重なり、自動車税や固定資産税もなかなか高いですね。
そこに社会保険料も年金と健康保険で1割以上払ってますので、年収の半分くらいは国に納めている計算になります。
ということは、それ相応の見返りというか、恩恵を受けてしかるべきですよね。
代表的なものが①社会保険です。
社会保険はさらに5つに分けられます。1.年金保険、2.医療保険、3.介護保険、4.雇用保険、5.労働者災害保険 です。
今や年金は社会保障全体の約半分を占めていますし、今後も増えていくでしょう。納付された保険料では賄いきれていません。
ただ、今の私では障害者にならない限り年金のお世話にはなれないので、長生きしたご褒美に取っておくことにします。
2.医療保険すなわち健康保険は、積極的に病院に通うことで健康を見直し治療すべきところは治療してもらっています。
3割負担で、年間10万円超えると所得控除にもなりますし、手術しても高額療養費制度により上限があるので一安心。
確かに3割負担でも積もると大変な額ですが、大きな病気を未然に防ぐためや、健康を保つための維持費と考えれば安いでしょう。
ちなみに、傷病手当も最大18ヶ月もらえるのも非常に助かりますし、今も受け取っています。
3.介護もいずれ必要になりますよね。
4.雇用保険もきちんと失業手当を受けていますし、教育訓練給付金で学費が50万円以上戻ってくるのはありがたい。
さらに職業訓練も場合によってはほぼ無料で受けられます。就職に向けてのバックアップが金銭と技術の両方から受けられます。
5.労災保険にしても勤務中や通勤中の怪我を全額補償してくれます。私も何度かお世話になりました。
このように、年収の半分を納めてるうちの100万円が社会保障に充てられているので、元を取るように制度を使いこなしていきたいものです。
他にも児童手当や子どもの医療費、時には生活保護など制度に則って堂々と権利行使すればいいんです。
福祉職に就くということは、知らない人に制度を教え適切に使えるようにサポートすることでもあります。
まずは制度を知り、実際に手続きをして使えるものは使っておく。
経験者としてお手伝いできれば自分の価値も上がると信じて、積極的に学んで実践していきますね。